HDDを破棄したい時の正しい手順は?おすすめの処分方法をご紹介!

HDDの正しいデータ消去とその廃棄方法を紹介

HDDにはパスワードや写真などの個人情報が膨大に記録されています。HDDを廃棄する前にそれらのデータを消去する必要があります。

適切にデータを消去し、廃棄するための方法をわかりやすく解説します。手順を守って安全にHDDを廃棄しましょう。

導入

導入
使わなくなったパソコンやHDDは、そのまま廃棄すると個人情報が流出する恐れがあります。HDDにはパスワードや個人情報、写真などがたくさん記録されています。

HDDを廃棄する時にデータの消去は必須です

データの消去と聞いてデスクトップのゴミ箱を思い浮かべる人が多いです。しかし、ゴミ箱の中身を消去してもデータは消えていません。復元ソフトを使えば容易に復元できてしまいます。データの消去には専用のソフトを使ったり、物理的に破壊したりする必要があります。

HDDの廃棄を適切な手順で行うことで情報の流出が防げます。安全にHDDを廃棄するための手順や方法についてわかりやすく解説します。

HDD(ハードディスク)とは?

HDD(ハードディスク)とは?

HDDとはHard Disk Drive(ハードディスクドライブ)の略で、データを書き込んだり読み出したりするための記憶装置です。HDDとSSDは違う仕組みの記憶装置ですが、廃棄の仕方に共通したポイントもあります。それぞれの仕組みを理解しておきましょう。

HDD

HDDの中にはプラッタと呼ばれる円盤が複数入っていて、磁気ヘッドで書き込みや読み出しを行います。プラッタは高速で回転しており、動作している最中に衝撃が加わると破損やデータ消失、動作不良を起こすことがあります。

HDDのメリットはSSDに比べて容量が大きく、容量単価がリーズナブルなことです。デメリットは構造的に衝撃に弱く、消費電力が比較的大きいことです。

SSD

SSDはSolid State Drive(ソリッドステートドライブ)の略で、HDDと同じく記憶装置の一種です。半導体素子メモリを利用してデータを記録します。大容量データの記録にはHDDが長年使われてきましたが、大容量化によってSSDも急速に普及しつつあります。

SSDのメリットは衝撃に強く発熱が少ないことです。くわえて、読み書きの速度が速くサイズも小型ですみます。デメリットは容量単価が高いことや容量がまだまだ少ないことです。

ハイブリッドHDD

近年、ハイブリッドHDDと呼ばれる記憶装置も登場しています。HDDとSSDのいいとこ取りをした記憶装置で、読み書きの速度が一定まではSSD並みに速いことが特徴です。それ以外のメリット、デメリットはHDDとほぼ同じです。データ消去の方法もHDDと共通しています。

なぜHDDはデータを消去してから廃棄するのか

なぜHDDはデータを消去してから廃棄するのか
HDDのデータを消去せずに廃棄すると、残されたデータを第三者に悪用される可能性があります。たとえば、SNSのアカウント乗っ取りやオンライン銀行のパスワードの盗用、写真の流出などです。住所や写真など個人情報の流出は、自分だけでなく家族や友人にも迷惑がかかります。

HDDを廃棄する前に必ずデータを消去しましょう。データの消去で勘違いされがちなのが、デスクトップのゴミ箱を空にする方法です。ゴミ箱を空にしてもデータはHDDに残っていて容易に復元できます。データを復元されないよう、しっかりと消去しましょう。

HDDのデータを消去する4つの方法

HDDのデータを消去する4つの方法

データの消去方法は「ソフトを利用」「Windowsのツールで初期化」「物理的に破壊」「専門業者に依頼」の4つがあります。自分にできそうな方法を選んでデータを消去してください

ソフトを利用して消去する

データを消去する方法として一般的なのはソフトの利用です。データを消去するソフトは有料、無料問わず多くリリースされています。フリーソフトでは「DESTROY」「wipe-out」などが人気です。有料では「完璧・データ消去3」や「DiskRefresher4」などが有名です。

データ消去ソフトの使い方はソフトをCDドライブにセットし、手順に従ってデータを消去するだけです。

Windowsのツールを使いHDDを初期化する

わざわざソフトウェアを手に入れなくても、Windowsを利用しているなら「cipher.exe」でデータを完全消去できます。cipher.exeはコマンドプロンプト上で動作するツールで、操作にはちょっとした知識が必要です。

物理破壊してデータを消去する

物理的にデータを消去すれば復元は不可能です。物理的にデータを消去するにはいくつかの方法があります。HDDの取り出し方も含めて解説します。

取り出し方

ノートパソコンの場合、パソコン本体の裏側からHDDが取り出せます。電源を切ってコンセントを抜き、HDDのマークである円筒形が描かれている蓋を外してください。HDDマークがない場合は大きめの蓋を取り外してみましょう。

デスクトップパソコンの場合はサイドパネルを外してHDDを取り出します。取り出す前に必ず電源を切ってコンセントを抜いてください。マウンターに固定されていますので取り外しましょう。

破壊方法

HDDの物理的な破壊にはいろいろと方法があります。ハンマーやドリルで破壊する方法を紹介している記事もありますがおすすめしません。ドライバー1本あればデータは破壊できるからです。

HDDの裏側にある銀色のシールを剥がす
穴があるのでドライバーを差し込む
ドライバーを左右に動かしプラッタを傷付ける

ドライバーなどの工具がないなら水に浸す方法を試してみましょう。しかし、水に浸したHDDからデータを復旧させた事例もあります。万全ではありませんので注意してください。

専門業者に依頼する

HDDのデータ消去を専門業者に依頼してもいいでしょう。大手でデータ消去に対応しているのはソフマップやビックカメラ、ヨドバシカメラなどの家電量販店です。小さな電気屋でも対応してもらえることがありますので事前に確認してください。

専門業者に依頼するなら「料金が明確」「信頼性が高い」「消去方法がしっかりしている」を基準に選びましょう。

4つのHDDの廃棄方法

4つのHDDの廃棄方法

HDDの廃棄方法には「不燃ゴミとして出す」「パソコンパーツ買取店で買取してもらう」「リサイクル業者に出す」「不用品回収業者に依頼する」の4つがあります。もっとも一般的なHDDの廃棄方法は不燃ゴミとして処分することです。

無料の廃棄方法

無料の方法は「不燃ゴミ」「パソコンパーツ買取店」「リサイクル業者」の3つです。

不燃ゴミとして廃棄

30cm以内の燃えないゴミは不燃ゴミとして出せます。自治体によっては使用済み小型家電回収ボックスを設置しているケースもあります。処分方法については自治体の公式サイトに掲載されています。電話での確認もできますので事前に確認しましょう。

パソコンごとゴミに出す場合、30cm以上なら粗大ゴミになります。粗大ゴミの回収方法も自治体によって違いますので確認が必須です

パソコンパーツ買取店で買取してもらう

HDDを廃棄せず、パソコンパーツ買取店で買取してもらう方法もあります。発売されて数年程度のパソコンパーツなら値段がつくことも。メルカリやヤフオクに出品してもいいでしょう。

パソコンパーツの買取で有名なのはドスパラやパソコン工房です。宅配買取も実施していますので確認してみましょう。

パソコンと一緒にリサイクル業者に出す

HDDをパソコンと一緒にリサイクル業者に回収してもらう方法もあります。販売されてから年数の経っていないパソコンなら値段がつくこともありますし、無料で引き取ってもらえる可能性も高いです。パソコンの無料回収を謳っている業者も数多くあります。

有料の廃棄方法

有料の廃棄方法としては「不用品回収業者」があります。HDDの廃棄だけでなく、その他にも処分したい品がある場合に有効な手段です。

不用品回収業者に依頼する

HDDの廃棄だけでなく、他にも処分したい品があるなら不用品回収業者がおすすめです。HDDや処分したい品をまとめて処分できます。不用品回収業者には無料を謳っている業者もありますが、実際には有料なことがほとんどです。事前にしっかりと値段を確認しましょう。

処分したい品を伝えて見積もりを事前に取ってもらうと安心です。引っ越しの時は引っ越し業者の提供している不用品回収サービスがお得です。

適切な手順でHDDを廃棄しよう

HDDの廃棄は気を使います。HDDには個人情報など流出したら困るデータが多く記録されているからです。そのため、しっかりとデータを消去することが必要です。データの消去方法は「ソフト」「Windowsのツール」「物理的な破壊」があります。どの方法を選択するにしても確実に消去しましょう。

HDDの廃棄方法は「不燃ゴミ」「パソコンパーツ買取店」「リサイクル業者」などです。もっとも一般的なのは不燃ゴミですが、年式の新しいHDDならパソコンパーツ買取店などで値段がつくこともあります。

HDDの廃棄には適切な手順が必要です。データを安心できる方法で消去して廃棄処分しましょう。