HDDの寿命を診断できるフリーソフトでデータ消失を予防

CrystalDiskInfoの扱い方やHDD故障の前兆とその対処方法を紹介

HDDの寿命を診断してトラブルに備えよう

HDDの寿命を診断してトラブルに備えよう
HDDの寿命は突然やってきます。いつ寿命がやってくるのか診断し、予測しておくことで多くのトラブルが防げます。寿命と診断される前にデータのバックアップを取っておくことができるからです。HDDの寿命診断はフリーソフトで実現できます。

今回の記事では、HDD寿命診断ソフトであるCrystalDiskInfoのインストール方法や使い方を解説します。くわえて、HDDの平均寿命や寿命を迎える前の初期症状、HDDが故障してしまった場合の対処方法を紹介します

HDDの平均寿命は1万時間

HDDの平均寿命は1万時間

HDD(ハードディスク)の寿命は2万6000時間~3万5000時間とされています。これを年数になおせば3年~4年に相当します。しかし、 寿命はHDDの種類やパソコンの動作環境、データの管理方法、毎日の使用時間によって大きく左右されます

HDDをできるだけ長く使いたいなら定期的にデフラグしましょう。デフラグはHDDの整理整頓です。読み込み速度や書き込み速度が上昇し、パソコンの動作が快適になります。くわえて、HDDは熱や衝撃に弱いのでできるだけ避けましょう。これは外付けハードディスクも同様です

HDD寿命診断ソフト「CrystalDiskInfo」を使ってみよう

HDD寿命診断ソフト「CrystalDiskInfo」を使ってみよう

CrystalDiskInfoはHDDの寿命を診断するフリーソフトです。HDDやSSDのS.M.A.R.T情報を定期的にチェックし、ドライブ障害や故障の前兆を早期発見します。異常があれば警告画面の表示や、メールによる通知が行えます。

S.M.A.R.T情報の解析はGoogleの調査を基準にしており、確率の高い予測が期待できます。

しかし、まれにS.M.A.R.T情報に異変がないまま破損することもあります。CrystalDiskInfoの過信は避け、定期的なバックアップでデータを守りましょう

インストール

HDD寿命診断ソフト「CrystalDiskInfo」の対応OSはWindowsです

Macには対応していませんので注意してください。MacならHDDやSSDの寿命診断に「SMART Utility」があります。CrystalDiskInfoのダウンロードは以下のURLから行ってください。

CrystalDiskInfo

「CrystalDiskInfo***.exe」というファイルがダウンロードされます。このファイルをダブルクリックしてインストール画面に進みましょう。使用許諾画面やインストール先指定画面が出てきますが、基本的にはデフォルトのまま進めてください。なお、最後にYahoo!ツールバーのインストールへの同意が現れますので、チェックを外しておきましょう。

CrystalDiskInfoの見方

CrystalDiskInfoは簡単にHDDやSSDの状態を監視できます。ユーザーが主にチェックする場所は「健康状態」です。選択したドライブの健康状態と温度が表示されています。

「正常」は問題が発生していない状態です。「注意」は不良セクタの代替処理が発生しており、故障の可能性が高まっています

「異状」は1つ以上のS.M.A.R.Tで異常値が検出されており、今すぐ交換が必要です。「不明」はS.M.A.R.T情報が検出されない状態です

常駐監視を設定

CrystalDiskInfoはバックグラウンドに常駐させてHDDやSSDを監視できます。常駐監視させるためには上部メニューの「機能」を選択し、「常駐」にチェックを入れます。

CrystalDiskInfoのメインウィンドウを閉じてもタスクトレイに常駐し、定期的にドライブの状態を監視します

パソコン起動時にCrystalDiskInfoを実行するには上部メニューの「機能」を選択し「スタートアップ」にチェックを入れます。

監視間隔を調整

CrystalDiskInfoはHDDの寿命を診断したりチェックしたりする間隔を調整できます。上部メニューの「機能」から「自動更新」を選択し、「任意の更新間隔」から変更できます。標準では10分間隔でS.M.A.R.T情報を取得します。

HDD(ハードディスク)の異常をメールで通知

HDD寿命診断ソフト「CrystalDiskInfo」にはHDDの異状をメールで通知する機能があります。つけっぱなしのパソコンの異常を、外出先から検知することが可能です。

メール通知機能を有効にするには上部メニューの「機能」から「通知機能」を選択し「メール通知」にチェックを入れます。

メールアドレスの設定は「メール設定」から行ってください。 外出先にいてもCrystalDiskInfoが自動で診断を行い、異常を検知してくれるので安心です

こんな症状が出たらHDDの寿命が近い

こんな症状が出たらHDDの寿命が近い

HDDは寿命の前にいくつかの症状が出ます。これは内蔵HDDでも外付けハードディスクでも一緒です。HDDの寿命の前触れとなる症状を知り、的確に診断しましょう。

HDDの症状は「データの破損頻度が増える」「データ読み出し速度が遅くなる」「フリーズやコマンドエラーが増える」「異常な音や臭いや熱の発生」の4つです。

データの破損頻度が増える

パソコンのデータはHDDに保存されます。データの破損や消失が頻繁に起こるようならHDDの寿命は間近です。CrystalDiskInfoでの診断をおすすめします。さらに、万が一に備えてデータのバックアップを取っておきましょう。

データ読み込み速度が遅くなる

HDDの寿命が近くなるとデータの読み込み速度や書き込み速度が遅くなります。極端にデータの読み込み速度が遅い場合はHDDの寿命を疑いましょう。なお、HDDの読み込み速度が遅くなる原因として、デフラグしていないことが挙げられます。

読み込み速度が遅くなったらまずデフラグを試してください。その上で改善しないようなら、CrystalDiskInfoを用いて寿命を診断しましょう。

フリーズやコマンドエラーが増える

フリーズやコマンドエラーが増えた場合もHDDの寿命を疑いましょう。フリーズやコマンドラーの背景にHDDの不具合が潜んでいる可能性があります。初期症状の1つとして頭に入れておくとよいでしょう。

異常音や熱の発生

HDDや外付けハードディスクの内部には高速で回転するプラッタが搭載されています

HDDの故障はプラッタに起因することが多いです。プラッタが故障すると「ガリガリ」と異音が発生します。

異音が発生しているHDDはほぼ間違いなく寿命です。早急にデータをバックアップしましょう。くわえて、異常な熱の発生もHDDの寿命の可能性があります。

HDDが故障したときの対処法

HDDが故障したときの対処法
HDDや外付けハードディスクが寿命を迎え、実際に故障してしまった場合の対処方法を解説します。まず、HDDが本当に故障したのかどうか確認することが求められます。

本当に故障しており、データのサルベージが必要な場合は専門業者に相談するのが近道です。

HDDが本当に故障しているか状態を確認

HDDが本当に故障しているときの症状は以下です。

  • パソコンから「ガリガリ」と異音がする
  • 今まで開けていたファイルが開けない
  • 起動中のまま進まない
  • 起動時にエラーメッセージが表示される
  • パソコンの使用中に突然ブルースクリーンになる
  • パソコンが勝手に再起動を繰り返す

これらの症状が出たときはパソコンメーカーに修理に出すか、データ復旧の専門業者に依頼してデータをサルベージすることが考えられます。

HDDのデータ復旧は専門業者にまず相談

HDDや外付けハードディスクにはたくさんの重要なデータが入っています

データのバックアップを取っておくことがもっとも望ましいですが、突然の故障でバックアップが取れていないケースもあります。HDDのデータをサルベージしたいなら、データ復旧の専門業者への相談がおすすめです。

まとめ

HDDや外付けハードディスク、SSDの寿命診断にはCrystalDiskInfoが最適です。HDDの状態を監視して異常があれば知らせてくれます。くわえて、HDDの寿命についても予測することができます。

HDDが故障するときに初期症状が発生することがあります。 初期症状を見逃さず、故障に備えてデータのバックアップを行いましょう。もし故障してしまった場合はデータ復旧の専門業者への相談がおすすめです。