ファイナルデータでファイルを復元できない?!
ファイナルデータは市場シェアNo.1のファイル復元ソフトです。ドライブをスキャンして紛失したファイルやデータを検出し、復旧します。ファイナルデータの復元力は確かですが、それでもファイルが復旧できないケースがあります。今回の記事ではファイナルデータで復旧できない場合の対処法について解説します。
ファイナルデータで復旧できない場合は以下の3つを試してください。
- ファイナルデータの「高度な復元」でスキャンし、復旧できないか試す
- フリーソフトの「EaseUS Data Recovery Wizard」で復旧できないか試す
- プロのデータ復旧業者に復旧を依頼する
それぞれの方法について解説します。
ファイナルデータとは
ファイナルデータはリリースされてからデータ復元ソフトのシェアNo.1であり続けています。ファイナルデータは業界最高峰の技術力で開発され、専門家を含む多くのユーザーから高い評価を受けています。無料体験版もリリースされていますので試してみましょう。
専門機関でも使用されているツールを使いやすくパワーアップし、パソコン初心者でも簡単に使えるようにしました。パソコンをスキャンし、紛失したデータを強力に復旧します。
ファイナルデータでできること・できないこと
ファイナルデータでは「ゴミ箱からファイルを削除した場合」「フォーマットした場合」「ドライブが正常に認識できない場合」の3つに対応しています。どの状況の場合でも、ファイルを紛失してから時間が経てば経つほど復旧できない可能性が高くなります。
ドライブのデータをパソコン上は削除しても、ハードディスクには残っているケースがあります。それをスキャンして復旧するのがファイナルデータです。逆に、ハードディスクに残っているデータに上書きされると復旧ができないのです。データを紛失したらすぐスキャンしてファイルを復元してください。
ファイナルデータで復元ができない場合の対処法
ファイナルデータでファイルの復元ができない場合、3つの対処法があります。「高度な復元を試みる」「EaseUS Data Recovery Wizardで復元」「プロのデータ復旧業者に復元を依頼する」です。
高度な復元を試みる
ファイナルデータは強力なデータ復元エンジンを搭載した市販ソフトです。非常にわかりやすいメニュー画面で、クリックするだけでデータの復元が可能です。より高精度にファイルを復元したい場合、「高度な復元」メニューがファイナルデータでは用意されています。
「高度な復元」はセクタやクラスタレベルでドライブをスキャンし、NTFSフォーマットで圧縮や暗号化したファイル、RAIDボリュームなどあらゆるドライブの復元ができます。ウィザードメニューからは選べないメニューが「高度な復元」で選択できます。
EaseUS Data Recovery Wizardで復元
ファイナルデータで復元できないファイルもEaseUS Data Recovery Wizardなら復元できるかもしれません。EaseUS Data Recovery Wizardはデータが紛失した原因を問わず、わずか3ステップを踏むだけで消失した―データを取り戻すことができます。
EaseUS Data Recovery Wizardはフリーソフトで無料です。搭載されている強力な復元エンジンは高い復元率を実現し、他のソフトでは取り戻せないデータも復旧できます。
プロのデータ復旧業者に復元を依頼する
ファイナルデータで復元できない場合、プロのデータ復旧業者に依頼するのがおすすめです。プロのデータ復旧業者に依頼するメリットは2つあります。「市販ソフトでは復旧できないデータを復旧できる」「確実性と安全性が高い」です。
一方、デメリットは「費用がかかる」「ドライブを預けなければならない」です。ドライブの上書きやスキャンをすればするほど復旧が困難になります。重要度の高いデータなら早い段階でプロの業者に依頼しましょう。
「高度な復元」の実行方法
ファイナルデータの通常ウィザードから復元できない場合でも「高度な復元」から復元できる可能性があります。「高度な復元」には3つの実行方法があります。
ファイナルデータのショートカットから実行
ファイナルデータをパソコンにインストールすると、スタートメニューとデスクトップに「ファイナルデータ特別復元版」というショートカットが作られます。「特別復元ウィザード」ではないので注意してください。
このショートカットを実行すると「高度な復元」メニューが表示されます。
ファイナルデータウィザードの「高度な復元」を選択
ファイナルデータウィザードのメニュー下方に「高度な復元」ボタンがあります。このボタンからでも「高度な復元」を起動できます。
USBメモリブートで直接ファイナルデータを起動
ファイナルデータはWindowsを起動してから実行しますが、インストールしたCDやDVD、USBメモリから直接実行する機能もあります。Windowsパソコンが壊れて起動できなくなったときや、ウイルスに感染してWindowsに不具合が生じたときに有効な方法です。
CDやDVD、USBメモリから直接ファイナルデータを実行した場合、ウィザードメニューは表示されません。最初から「高度な復元」プログラムが起動します。
EaseUS Data Recovery Wizardで復元できないか試す
EaseUS Data Recovery Wizardはフリーのファイル復元ソフトです。ゴミ箱から削除したファイルやウイルスにより消失したファイル、ドライブ内の紛失データを復旧することができます。くわえて、USBメモリやSDカードのデータ復旧も可能です。
ファイナルデータでデータ復旧できない場合、EaseUS Data Recovery Wizardで復旧できないかどうか試してください。
インストール
EaseUS Data Recovery WizardはWindows、Macのどちらにも対応しています。「EaseUS Data Recovery Wizard」や「DRW_Free」で検索して公式サイトからダウンロードしてください。
復元データ量の追加
EaseUS Data Recovery Wizardのフリー版はデータ復元量が500MBに設定されています。メイン画面右上の左から2番目のアイコンにカーソルを合わせ、FacebookかTwitterアイコンをクリックしてください。Webブラウザに表示されたログイン画面でログインしてEaseUS Data Recovery Wizardをシェアしましょう。
シェアするとデータ復元量が1.5GB追加されて2GBになります。容量の大きなファイルを復旧するならこの設定は必須です。
ファイルの復元と修復
ファイルの復旧手順を解説します。紛失・削除してしまったファイルをスキャンして復旧しましょう。
- 紛失ファイルのスキャン
- 復元するファイルの選択
- 保存先の指定
メイン画面の「復元を開始する場所を選択してください」でファイルの元の保存場所を選択し、「スキャン」をクリックします。すると、紛失したファイルのスキャンが開始されます。
スキャン中、もしくはスキャン完了後にプレビュー表示された紛失ファイルリストから、復元するファイルにチェックを入れましょう。画面右下の「リカバリー」をクリックすると保存先の指定画面が表示されます。復元できないファイルは表示されません。
「フォルダーの参照」でファイルの保存先を指定して「OK」をクリックします。ドライブを指定してもよいでしょう。
復旧できない場合でも慌てないで
ファイルを紛失したりフォーマットしてしまったりした場合、ファイナルデータは強い味方です。紛失したファイルが見つかるかどうか、まずはファイナルデータでスキャンしてみましょう。ファイナルデータで復旧できない場合、EaseUS Data Recovery Wizardでドライブをスキャンしてみましょう。
それでも復旧できない場合はプロの業者に任せるしかありません。費用対効果を検討してください。